はれひより

日々の記録を細々と書きます。始めたばかりです! photos by nicon1j5

:分かりあうことと認めあうこと

こんばんは。ふがしです。

 

今日は鎌倉旅は一旦お休みして、最近頭の中でぐるぐる考えていることについてここに整理したいなと思います。未来の自分への備忘録的な。笑

 

少し前に、Twitterで『わかる〜!って共感するよりも、あなたはそれ好きよね、とか、そう考えてるのねって受け入れる方が楽なんじゃないか』っていう呟きを見ました。たくさんRTされてたので、お見かけした方もいらっしゃるかと思います。その呟きが、私の中で消化不良を起こしていて、どういうことだろうってずっともやもやしていたんです。

 

その呟きをみるまで、私は「分かりあること」が交友関係を円滑に進めるのにとっても必要なことだと思っていました。男友達が少ないっていうのもあるとは思うんですが、それまでずっと共感することを求め、また求められてきたので。

 

中学まではそれでなんの問題もなかったんです。あの子とは合わないから話さない〜ってできたから。でも高校で少し疑問に思い始めて。大学に行ったらとても困りました。なぜなら、分かり合えない人たちと議論をして見解を深めなさいという場所だったからです。

 

分かり合えない人たちとどうやって見解を深めろというのか。ただの意見のぶつかり合いになるのではないか。そう思って合わない人たちとの交流を避けてきたのに、と、これは本当に悩みました。

 

当然、分かり合えない人たちばかりで、こんなに私の考えと合わないところにいたら辛さでどうかなってしまいそうと、塞ぎ込んだときもありました。それくらい、色々な意見を持った人たちが大学には集まっていました。

 

よく考えてみれば、大学には十数年様々な経験を様々な場所でしてきた人たちが集まっているわけですから、そりゃあ同じ考えの人なんてそうそういないですよね。でもそれに私は苦しんでいたのです。

 

なぜか。それは、『共感が一番』だったからです。私はとにかく自分が異質で飛び出して目立つということが嫌で、まわりと溶け込まないと落ち着かないタイプの人間でした。幼い頃にそういうことでいじめられたことが克服できずにトラウマになっていたからだと思うのですが、とにかく目立たず、静かに暮らしてたいと願っていました。

 

共感し、されれば自分の居場所が見つかると思い込んでいたのです。

 

だから共感できない人のあつまりである大学はしばらくの間苦痛でしかなかったのも事実です。授業中で苦痛を感じていたというわけではなく、主にサークル内でのことなんですが。あまりにも色々な人が各々の思うままに行動していて、秩序がないと呆気に取られたこともありました。

 

なぜみんなこうも自分の考えに合わないのか。もう辞めてしまいたい。そうやって遠ざけてきた人たちも随分いました。

 

でも、それは自分で自分の首を絞めているだけでした。共感できる人たちの間でぬくぬくしていても、全く楽しくなんてなかったのです。

 

あの呟きを見てからずっと考えていました。分かってもらうより、認められた方が随分楽とはどういうことかと。分かってもらえることはとても嬉しいし、素晴らしいことだとも思います。けれどそこから先が進まない。ある時突然分かってもらえなくなり、意見が対立することもあるかもしれない。そう考えると、分かってもらえるよりも、あなたそれ好きよねって言われる方がすごくすっきりするなぁって思ったんです。分かってもらえなくても、相手には自分がそれが好きだということが伝わったのだから。

 

それと同時に、相手を違うから、合わないからと遠ざけ否定すらしそうになっていた自分を見直すこともできました。むしろ違うからこそ、その考えが貴重で、私にはないものだから、素晴らしいものだと。その考えを跳ね除けてしまっていては、自分は偏った豊かさのない人間になってしまうと気がつきました。

 

その考えに至ってからあまり経ってはいませんが、随分と周りを透明に見渡せるようになった気がします。相手の意見で気持ちが荒れたり沈んだりすることも少なくなったし、なによりその考えを受け入れたいと思うようになりました。

 

それからはどんな意見でも、できるだけあなたはそう考えているのですね、と納得するようにしています。

 

人間誰しも自分中心ですから、自分以外のことを考えて認めるなんて本当に難しいし、できることならやりたくはないなと思うのですが、それでも生きていく上で必ず必要な人と人とのつながりをどううまく渡っていけるか。

 

未来の自分へ、それは『分かりあうこと』ではなく、『認めあうこと』です。

 

この私の考えも星の数ほどある意見のうちのひとつにしか過ぎません。自分の考えを通すという考えは捨てて、受け入れることを覚えたいと思った深夜でした。

 

お目汚し 失礼しました!

よかったら皆さんがどんな考えをお持ちか聞かせて下さると嬉しいです☺️

 

ではまた。